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2008年4月17日 (木)

サンテティエンヌの関連記事について。

 先週辺りから、ル・マンの松井選手がサンテティエンヌに移籍するのでは?という話題をよく目にします。サンテティエンヌ・ファンとしては、日本でサンテティエンヌが話題になることは非常にうれしいのですが、いくつかの誤りに気がつきます。それも、ものと情報源が同じな為か、どれも同じ間違いです。フットボール関連のサイトですら同じなのです。これでは、この間違いが、そのまま正しいものと認識されてしまいます。これは、ファンとして見捨てて置けないと思いまして、僭越ながらここで訂正させていただきたく思います。

 まず、チーム・カラーですが、「黄緑」ではなく、「」です。さらに言うなら、「緑と白」が正しいです。確かに、昔のユニフィームには黄緑色がかったものもありましたが、サンテティエンヌの色はあくまで「緑」です。もし、黄緑というなら、今期のアウェー・ユニフィームこそ「黄緑」でしょう。ちなみに、サンテティエンヌの緑は、親会社のグループ・カジノの色から来ています。

 次に、創立年ですが、確かに第一次世界大戦後の1919年に、親会社のグループ・カジノが会社内にフットボール・チームを作りました。それは事実です。しかし、これはチームの発表によって違うのですが、一般的には、サンテティエンヌの場合は、プロ・チームになった1933年を言います。たとえば、オセールはプロ・チームになったのは1980年ですが、創立年は1905年です。

 最後に、会長名です。彼の名前は、「ベルナール・カイアッゾ (Bernard Caïazzo)」であり、「サイアッゾ」ではありません。フランス語の「C」は、カ行になります。サ行で発音したい場合は「Ç」と表記します。もっとも、フランス人の名前は聞いてみないとわからないことが多いので、仕方が無いことなのかもしれません。サンテティエンヌで言えば、日本のサイトを見ると、「ゴミ」と表記されてるかわいそうな「ゴミス」がいます。

 そうそう、サンテティエンヌには、もう一人会長がいます。ロラン・ロメイエ (Roland Romeyer)です。この人は、サンテティエンヌの内部のことを主に担当していますので、外向きには、カイアッゾだけでいいのかもしれません。ロメイエさんは、表に出るとろくなことを言いませんし。

 以上3点が、松井選手関連で目に付く同じ間違いです。

 松井選手のことが出ているので、移籍に絡んだサンテティエンヌのことを少し書いておきます。

 何故サンテティエンヌが松井選手を取りたがっているのかと言うと、今週発売になったフランス・フットボール誌によりますと、日本企業スポンサーである「コニカ・ミノルタ」の要望であるそうです。これは、会長のカイアッゾも認めているとか。
 コニカ・ミノルタは2003年からサンテティエンヌのスポンサーになっています。ユニフォームの胸の部分に広告を出しているので、かなり大きな金額を出していることと思われます。日本企業としては、日本人である松井を自分たちの広告塔に使いたいらしいのです。日本での知名度もそこそこにある松井ですから、使わない手はないし、フランスでの知名度も徐々に上がっています。それに、松井は移籍金無しで移籍が可能です。チームとしても、余分なお金を払わずに済むとなれば、スポンサーの要望となれば無視も出来ませんから、獲得に動いたのでしょう。

 しかし、こんなことで移籍してもいいものでしょうか?監督が来期もルセイだった場合、ルセイに気に入られない限り、出場機会は無いと思われます。それに、来期からサンテティエンヌはゼネラル・マネージャーを置いて、会長たちはチームの実務から離れることになっています。ゼネラル・マネージャーが決まっていない今の時点で、松井の獲得を図るのはどうかと思われます。

 正式な発表はまだされていませんので、この件につきましては、今後の動きを見ていくしかありません。

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2月以降のサンテティエンヌ。

 すっかりご無沙汰になってしまいました。通り一辺倒の試合結果を書くのではないブログにしようと思っているうちに、2ヶ月半が過ぎてしまいました。

 さて、2月に入ってからのサンテティエンヌですが・・・。相変わらず、ギャンブル的な戦いを繰り返しています。ストラスブール相手に退場者2名(ベナルアヌとグアリン)を出し、3対0で大敗した翌週のホームで、今期のディフェンス・ナンバー1のナンシーを4対0で圧勝し、ついで苦手のアウェーで、カーンに1対3と快勝。

 しかし、3月にはいると、再び単調な試合運びに終始。ボールを支配しながら、決定機を決められず、ニースと0対0の引き分け。マルセイユには全く歯が立たず、トゥールーズ相手に、全くいいところが無く0対0。怪我人がたくさんで調子が出ないオセールに、今期アウェーで1対3のスコアーでやっと勝てました。

 4月にはいると、また別のチームになり、ル・マン、ランス、ソショー相手に負けなしの2勝1分。波が大きすぎます。もっとも、他のチームも似たようなことをやっていることを思えば、これがフランスのチームなのかもしれません。

 大きな変化といえば、25節のナンシー戦から、全く機能していないイランをやっとルセイがあきらめ、フェインドゥノを真ん中にすえた4-2-3-1のフォーメーションに変えたことでしょうか。そもその、イランに中盤の役割を与えていたルセイの考えに問題があるのですが、これが当たりました。

            ヴィヴィアーニ

     ぺラン  サル タブラリディス ダボ

        ランドゥラン  マチュイディ

  パイエットゥ   フェインドゥノ     デルニス

              ゴミス

 多少のメンバー変更はあるものの、大体これで落ち着きました。

 これまで、フェインドゥノが低い位置でボールをもらっては、相手に囲まれ、ボールを持ちすぎて、全くゲームを展開出来ませんでした。センターライン付近で一人かわしても、その先に2人、3人の敵が居ては、流石のフェインドゥノでもかわしきれません。しかし、前線近くでボールを持つことで、ゴールを狙うことだけに集中できるようになり、彼の高い能力を存分に発揮できるようになりました。そもそも、彼はフォワードですから。

 何にせよ、やっとフォーメーションが決まりました。長かったです。全体の運動量などは相変わらず少ないですが、ランドゥランとマチュイディの献身的な働きで何とか踏ん張っています。ペラン、ダボもいい動きをしていますが、センター・バック・コンビは相変わらずの不安定さを見せており、タブラリディスは、一時、猛烈な批判を受けていました。「カード・コレクター」、「リーグ2レヴェルの守備」等々・・・。彼の状態が改善されたとは思いませんが、彼以外に守備ラインを統率する人がいないので、使わざるを得ないのが実情です。

 こんな中、いつの間にやら順位は今期最高の5位まで浮上。順位だけ見れば喜ぶべきことかもしれません。しかし、同じ勝ち点47にル・マン、ニースがおり、42ポイント13位のソショーまで、すべて1ポイント差という密集地帯。1試合負ければあっという間に順位が大きく後退してしまいます。さらにいえば、3位のマルセイユと4位のナンシーは2チームとも55ポイントで並び、5位以下を大きく引き離しています。2位のボルドーは64ポイント、1位のリヨンにいたっては、68ポイントです。首位と21ポイント引き離された5位なんて、全然うれしくありません。

 新聞やサンテティエンヌの関連サイトなどで、UEFAカップの出場権が見えてきたなどと見かけますが、時期尚早に過ぎます。まずは残りの5試合を確実にものにするべきでしょう。

 残りの対戦予定は以下の通り。

 34節 ロリアン (D)
 35節 メス (E)
 36節 リール (D)
 37節 PSG (E)
 38節 モナコ (D)

 D- domicile ホーム
 E- extérieur アウェ

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