サンテティエンヌの関連記事について。
先週辺りから、ル・マンの松井選手がサンテティエンヌに移籍するのでは?という話題をよく目にします。サンテティエンヌ・ファンとしては、日本でサンテティエンヌが話題になることは非常にうれしいのですが、いくつかの誤りに気がつきます。それも、ものと情報源が同じな為か、どれも同じ間違いです。フットボール関連のサイトですら同じなのです。これでは、この間違いが、そのまま正しいものと認識されてしまいます。これは、ファンとして見捨てて置けないと思いまして、僭越ながらここで訂正させていただきたく思います。
まず、チーム・カラーですが、「黄緑」ではなく、「緑」です。さらに言うなら、「緑と白」が正しいです。確かに、昔のユニフィームには黄緑色がかったものもありましたが、サンテティエンヌの色はあくまで「緑」です。もし、黄緑というなら、今期のアウェー・ユニフィームこそ「黄緑」でしょう。ちなみに、サンテティエンヌの緑は、親会社のグループ・カジノの色から来ています。
次に、創立年ですが、確かに第一次世界大戦後の1919年に、親会社のグループ・カジノが会社内にフットボール・チームを作りました。それは事実です。しかし、これはチームの発表によって違うのですが、一般的には、サンテティエンヌの場合は、プロ・チームになった1933年を言います。たとえば、オセールはプロ・チームになったのは1980年ですが、創立年は1905年です。
最後に、会長名です。彼の名前は、「ベルナール・カイアッゾ (Bernard Caïazzo)」であり、「サイアッゾ」ではありません。フランス語の「C」は、カ行になります。サ行で発音したい場合は「Ç」と表記します。もっとも、フランス人の名前は聞いてみないとわからないことが多いので、仕方が無いことなのかもしれません。サンテティエンヌで言えば、日本のサイトを見ると、「ゴミ」と表記されてるかわいそうな「ゴミス」がいます。
そうそう、サンテティエンヌには、もう一人会長がいます。ロラン・ロメイエ (Roland Romeyer)です。この人は、サンテティエンヌの内部のことを主に担当していますので、外向きには、カイアッゾだけでいいのかもしれません。ロメイエさんは、表に出るとろくなことを言いませんし。
以上3点が、松井選手関連で目に付く同じ間違いです。
松井選手のことが出ているので、移籍に絡んだサンテティエンヌのことを少し書いておきます。
何故サンテティエンヌが松井選手を取りたがっているのかと言うと、今週発売になったフランス・フットボール誌によりますと、日本企業スポンサーである「コニカ・ミノルタ」の要望であるそうです。これは、会長のカイアッゾも認めているとか。
コニカ・ミノルタは2003年からサンテティエンヌのスポンサーになっています。ユニフォームの胸の部分に広告を出しているので、かなり大きな金額を出していることと思われます。日本企業としては、日本人である松井を自分たちの広告塔に使いたいらしいのです。日本での知名度もそこそこにある松井ですから、使わない手はないし、フランスでの知名度も徐々に上がっています。それに、松井は移籍金無しで移籍が可能です。チームとしても、余分なお金を払わずに済むとなれば、スポンサーの要望となれば無視も出来ませんから、獲得に動いたのでしょう。
しかし、こんなことで移籍してもいいものでしょうか?監督が来期もルセイだった場合、ルセイに気に入られない限り、出場機会は無いと思われます。それに、来期からサンテティエンヌはゼネラル・マネージャーを置いて、会長たちはチームの実務から離れることになっています。ゼネラル・マネージャーが決まっていない今の時点で、松井の獲得を図るのはどうかと思われます。
正式な発表はまだされていませんので、この件につきましては、今後の動きを見ていくしかありません。
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